・施工前
このお車のオーナーのS様は以前から当社のホームページを見ていて、何かの時は私にお願いしようと思って下さっていて、以前にも当社でエアロの修理をさせて頂いているお客様ですが、今回は車検の際にルーフスポイラーをMANSORY製に変えようとされていたのですが特殊なお車ですので車検は別のカーショップで施工されてその会社にも鈑金塗装部門はあるのですが、鈑金は私に施工して頂きたいという事で、ご依頼を頂きました。本来なら一つの会社ですべて施工されたほうが楽だと思うのですが私の事を信頼して任せて頂いてありがとうございます。工場をやっていて(山本さんにお願いしたい)という言葉を頂けることが一番幸せな事です。S様の信頼に応えられるようしっかりと施工させて頂きます。
・施工中
MANSORY製のルーフスポイラーに交換するとこの穴だけが残ってしまいますので溶接して埋めていきます。ルーフですので、スパッタが飛ばないように内張りを外して養生してから施工していきます。
穴の径よりも1ミリ程小さい径の鉄板を製作して溶接していきます。この施工の場合も鈑金と同じようになるべくパテを薄くしたいので溶接の熱で歪まないように注意しながら溶接していきます。
パテを研磨させて頂いたところですが、施工範囲も大きくならずにパテも少なく施工できました。廻りの塗装は以前のルーフスポイラーの跡がついてしまっていましたので研磨してサフェーサーを塗布していきます。
今回の施工は当初はルーフだけの施工の予定でしたが、S様が以前から気にされていたスペアータイヤを外してしまうというカスタムも(どうせなら一緒に施工したほうが山本さんも楽ですよね?)というお気づかいをして頂きまして同時に施工させて頂く事になりました。鈑金塗装というのは複数パネルになると塗装費用がお安くできますので予算的にもいい事だと思います。
ゲレンデでスペアータイヤを外されている方の多くは段差の部位にボディー色で塗装してある同じ大きさの蓋を貼っていますが、S様からルーフと同じように溶接で綺麗に施工して下さいとのご依頼を頂きましたのでルーフと同様パテが出来るだけ薄くなるように丁寧に施工させて頂きました。
溶接個所が多いので廻りに多少歪みがありましたのでパテを使用して成型していきます。この後サフェーサーを塗布させて頂きプレスラインなどのチェックをしながら水研ぎをしていきます。
・施工完了
このゲレンデのオーナーのS様はとても気さくな方でご来店の度にとても楽しい時間を過ごさせて頂いてますが、お話を聞かさせて頂く中でこのゲレンデをとても大事にされている気持ちが伝わってきます。今回の施工はオーナー様の気持ちが伝わって私の実力以上の仕上がりになったと思います。まだまだカスタムされたい箇所があるとの事ですので私も微力ながらお力になれればと思います。S様さらに素敵になったゲレンデで素敵なカーライフをお過ごし下さい。